約1万5千人を超える死者を出した、島原大変と呼ばれる寛政4(1792)年の噴火以来、
普賢岳はおだやかな表情を続けてきました。
それから198年ぶりの1990年11月から1996年6月まで続いた普賢岳の噴火活動。
噴火災害における被害は死者41人、行方不明3人、負傷者12人、建物の被害2511件、
被害額2300億円に上り、土石流や火砕流など自然の力を感じることができます。
普賢岳で起きた噴火活動からは災害や復興から学ばなければならない多くの教訓、
生かさなければならない多くの経験があります。